葬式の挨拶

葬式の挨拶は、喪主が参列者に対して行うものです。

葬式というのは突然やってきます。

冠婚葬祭いろいろある中で、事前に日程が決まっていないのは葬式だけです。
参列者は毎日忙しい中を故人のために駆けつけてくれているのですから、しっかりと挨拶してお礼を述べたいところです。

葬式に関連して、挨拶が必要となる場面は3回あります。1回目はお通夜、2回目は葬式、3回目は四十九日法要です。

お通夜でのご挨拶のポイントは取り急ぎ駆けつけてくれたということに感謝を述べることが大切です。先ほども申し上げましたが、お通夜はあらかじめ予定して行われるものではありません。どんな場合でも突然やってくるものですから、そんな予定に無かった行事にわざわざ来てくれたことは感謝に値します。

お通夜の翌日は葬式が待っています。
葬式にも参列してくれる人も中には居るでしょうから、それらの人にお声がけとして「お時間の許す限り、明日もご会葬いただければ幸いです」と付け加えるのが良いと思います。
また葬式と違ってお通夜には特に時間的な制約がありません。その名の通り夜通し行われるのがお通夜ですが、まさか弔問客に朝まで居てもらうわけにはいきません。そこで、「夜も更けてきているので、ここからは家族で見守る」という主旨の文言を入れておくのも良いでしょう。

葬式の挨拶です。
前日のお通夜から続く儀式が無事に終了したことに対する感謝、そして葬式に参列してもらった人々に対する感謝の意を述べる場となります。

葬式は故人のために行うものです。
故人が親しかった人や故人がお世話になっていた人が来てくれているのですから、故人もきっと満足していることと思います。
そのことについて、故人に成り代わってお礼を述べます。
突然の訃報にも関わらず故人のためを思って参列してくれた人に対してはこの上ない感謝を伝えたいところです。
もしかしたらそれらの人は故人が生前にお世話になったり、亡くなる直前に励ましてくれたりした人かも知れませんので、そういったことに対する感謝の言葉もあってしかるべきでしょう。
最後に四十九日法要です。これは故人がいよいよ天国に旅立つ階段を上り終えて成仏する日ですから、むしろお祝いの意味も込めて故人を見送ります。故人を偲びつつ、その故人の分までしっかりと生きていく所存などを列席の方々に伝えたいものです。法要は仏事ではありますがお祝いの意味もありますから、なるべく笑顔でのご挨拶を心がけましょう。

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このページは、isが2008年5月 5日 11:48に書いたブログ記事です。

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