葬式について: 2007年11月アーカイブ

葬式に関して

葬式とは人が死を迎えた時に、その人とのお別れを行う儀式です。

人の死とはどんな状況であってもその人を大切に思っている人にとっては辛く悲しいものです。葬式とはそんな人の気持ちを慰め、死者を悼むという意味合いが込められています。

人が亡くなった後はどうなるのか、これは見てきた人が居るわけではないので誰にも分かりません。
中には見てきたと自称している人は居ますが、あくまでも非科学的な証言なので信じるか信じないかは聞く人次第です。
亡くなった人を見送る側としては少しでも亡くなった人がその後も安穏と暮らせるようにと願います。
それを形にしたものが葬式です。
日本の葬式は大半が仏式です。仏式というのは死んだ人が極楽浄土という場所に行くという考え方なので、その時に備えて色々と便宜を図るために葬式を行います。仏教の中でも日本の葬式は浄土宗と浄土真宗がほとんどです。
これらの宗派には「浄土」という言葉が入っていることを見ても分かるように、日本人は葬式の際に仏教を重んじていることが窺えます。なお、浄土真宗には2つの宗派があることもよく知られています。「西か東か」なんて言い方をしますが、これは浄土真宗本願寺派か浄土真宗大谷派かの違いによるものです。細かい記述は割愛しますが、元々はひとつだった浄土真宗が江戸時代に内部的な対立によって分裂した名残です。
本願寺派は西本願寺、大谷派は東本願寺をそれぞれ本山として現在でも統合されていないことを考えると、この分裂は今後も続くものと思われます。
ほとんど知られていませんが、実は浄土真宗はそれ以外にも宗派があります。
高田派や興正派などは末寺の数も500前後で少ないことから一部特定の信者による宗派だと考えられています。なお、本願寺派も大谷派も末寺数が1万前後ですから、桁が違います。


ところで、人の死は突然訪れるものです。もちろん長らく闘病生活を送っている場合や、年齢的に死が迫っていることがはっきりしている場合は事前にある程度の覚悟は出来ていますが、それでも人の死を予想してそれを織り込んだ生活というのはなかなか出来るものではありません。人の死が突然訪れるということは、葬式も突然訪れるわけです。

これはある程度予測が出来るようなケースであっても、建前として葬式は突然くるものとして行動する必要があります。
その考え方は葬式のあらゆるマナーにも通じる部分なので葬式マナーについてあまりご存じない、という方は頭に置いておいて下さい。

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